XCIV共有メモリ関数(shmop)
shmop は、共有メモリセグメントをPHPから簡単に読み書きまたは作成、
削除することを可能にする一連の関数です。Windows上では共有メモリが
サポートされないため、これらの関数は動作しません。shmopを使用する
には、--enable-shmop パラメータを configure に指定してPHPをコンパ
イルする必要があります。
注意
このモジュールは実験的なものです。APIその他は、通知なく変更される
可能性があります。
PHP 4.0.3では、これらの関数の名前にはshmopでは
なくshmが前に付きます。
例 1共有メモリ操作の概要 <?php
// システムID 0xff3を有する 100 バイトの共有メモリブロックを作成する
$shm_id = shmop_open(0xff3, "c", 0644, 100);
if(!$shm_id) {
echo "共有メモリセグメントを作成できませんでした。\n";
}
// 共有メモリのブロック長を得る
$shm_size = shmop_size($shm_id);
echo "SHM ブロックサイズ: ".$shm_size. " が作成されました。\n";
// 共有メモリにテスト用の文字列を書き込んでみる
$shm_bytes_written = shmop_write($shm_id, "my shared memory block", 0);
if($shm_bytes_written != strlen("my shared memory block")) {
echo "データ全体を書き込めませんでした。\n";
}
// その文字列を再び読み込んでみる
$my_string = shmop_read($shm_id, 0, $shm_size);
if(!$my_string) {
echo "共有メモリブロックから読み込めません。\n";
}
echo "共有メモリ内のデータは次のようになります: ".$my_string."\n";
// ブロックを削除し、共有メモリセグメントを閉じる
if(!shmop_delete($shm_id)) {
echo "共有メモリブロックに削除用のマークを付けることができません。";
}
shmop_close($shm_id);
?> |
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