Process

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Process

UNIXのプロセスを管理するモジュール． Mathモジュールと同様にこのモジュールも定義されているメソッドは全てモジュール関数です．

Processがプロセスを表現するクラスではなく，プロセスに対する操作をまとめたモジュールであることに注意してください．

モジュール属性:

egid: 実効グループID．
egid= gid: 実効グループIDを設定します．
euid: 実効ユーザID．
euid= uid: 実効ユーザIDを設定します．
gid: 実グループID．
gid= gid: 実グループIDを設定します．
pid: プロセスID．変数$$の値と同じ．
ppid: 親プロセスのプロセスID．UN*Xでは実際の親プロセスが終了した後はppidは1(initのpid)になります．
uid: プロセスの実ユーザID．
uid= uid: プロセスの実ユーザIDを設定します．

モジュール関数:

getpgrp([pid]): pidのプロセスのプロセスグループを返します． pidが0の時や省略された時はカレントプロセスを意味します．
getpriority(which, who): プロセス，プロセスグループ，ユーザの現在のプライオリティを返します．getpriority(2)参照． Processモジュールはwhichとして指定できる定数PRIO_PROCESS, PRIO_PGRP, PRIO_USERを定義しています．
kill(signal, pid...): pidで指定されたプロセスにシグナルを送ります． signalはシグナル番号か名前で指定します．負の値を持つシグナル(あるいはシグナル名の前に-)を与えるとプロセスではなくプロセスグループにシグナルを送ります．
setpgrp(pid, pgrp): pidのプロセスグループを設定します．pidが 0の時はカレントプロセスを意味します．
setpriority(which, who, prio): プロセス，プロセスグループ，ユーザの現在のプライオリティを設定します．setpriority(2)参照． Processモジュールはwhichとして指定できる定数PRIO_PROCESS, PRIO_PGRP, PRIO_USERを定義しています．
setsid(): 新しいセッションを作成して，ttyを切り離します．デーモンを簡単に作ることができます．セッションIDを返します．
wait: 子プロセスが終了するのを待ち，終了した子プロセスのpidを返します．子プロセスが一つもなければErrno::ECHILD例外を発生させます．
waitpid(pid, flags): pidで指定される特定の子プロセスの終了を待ち，そのプロセスが終了した時にpidを返します．子プロセスが存在しなければErrno::ECHILD例外を発生させます．ノンブロッキングモードで子プロセスがまだ終了していない時にはnilを返します． `waitpid(2)'か`wait4(2)'の実装されていないマシンではflagsはいつもnilまたは0を指定する必要があります．

定数:

PRIO_PROCESS: getpriorityまたはsetpriorityのプロセスプライオリティ指定．
PRIO_PGRP: プロセスグループプライオリティ．
PRIO_USER: ユーザプライオリティ．
WNOHANG: 終了した子プロセスがない時直ちに終了します．
WUNTRACED: ステータスを報告していない子プロセスがある時には終了します．

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