コマンドライン・オプション一覧 -1 SMTP piggybacking (相乗り) の抑制 (-R1 の指定と同値) -5 -N オプション等によって IPv4 (IPv6) のみで動作させた場合に、 DNS において送信先ホストのアドレスが AAAA (A) でしか定義さ れていなかったとき、Host not found エラーとせずに、fallbackmx 等に送るようにする -A DNS に MX を問い合わせる際に、最初に T_ANY を利用する -a alias ホストのエイリアスを指定(複数指定可能) -b size TCP send buffer size (デフォルトはシステム標準値) -c name ホストの公式 FQDN (SMTP の HELO で名乗る名前) (デフォルトは gethostname(2) により取得される) -d debugopt デバッグオプションの指定(acel のように同時複数指定可能) A: 小文字のデバッグオプション全てを有効にする a: address c: connection e: event h: hash l: LMTP m: routing map n: DNS r: resolv s: SMTP t: transaction u: resource D: 配信処理の抑制(すべてTEMPFAILにしながらSMTPの動作確認) Q: DNS問い合わせのみの処理 -E queueID を Received: 行の id の項から抽出することを指定する。 これにより、runqueue の場合でも、すべてのトランザクションの 処理に対する queueID がログ記録できると期待される。 -F エンベロープの受信者アドレスを記述された To: フィールドを ヘッダに挿入する(-1 オプションが指定されている場合のみ)。 エラーで返送されたメールのオリジナルアドレスを知る手段と して利用できる。 -F -F エンベロープの発信者アドレスを、 SenderUser+RecptUser=RecptDomain@SenderDomain という形式に変換する(-1 オプションが指定されている場合のみ)。 ただし、Sennder が <> の場合はこの書き換えは行わない。 この機能を利用する場合は、変換後のアドレスを受信できるように メールサーバを設定しておくことが必要である。 -S オプションの項も参照。 -g pgateway プロトコルゲートウェイの指定 (-5 との併用が必要、また -DINET6 でコンパイルされている場合は -N4 または -N6 との併用も必要) -N4 を指定した場合(または -DINET6 なしでコンパイルされている 場合)に、ある MX が IPv6 アドレスを持っていたときは、pgateway が最上位の MX として利用される。これは、IPv4 で直接配送するよ りも、pgateway を介して IPv6 で配送した方が配送効率が良い場合 に効果的である。-N6 を指定した場合は、MX が IPv4 アドレスを 持っていた場合に pgateway が最上位の MX として利用される。 -h ヘルプメッセージを表示 -I queue-id -i と同じだが、LMTP の RSET によってクリアされない -i queue-id ログへの出力の際に表示する sendmail による queue-id sendmail.cf での指定では、マクロ $i を引数に指定する なお、この情報は、配信には一切利用されない -l facility ロギングファシリティの指定 (デフォルトは local5) -M mapfile ルーティングマップファイルのパスの指定(デフォルトは指定なし) ルーティングマップファイルの書式: ドメイン名 宛先ホスト1:宛先ホスト2:... # コメント 宛先ホストには、hostname、[hostname]、A、MX 等が指定できる hostname ホスト名に対する MX を検索する [hostname] ホスト名に対する A を検索する [IPaddress] IP address を利用する MX メールアドレスのドメイン部に対する MX MX? MX と同じ (DNS が引けなかった場合は、 後続する宛先ホストについても試行する) A メールアドレスのドメイン部に対する A =domain エイリアスを適用した後 MX を検索 ドメイン部に対しては、メールアドレスのドメイン部に対して完全 一致で比較するか、部分一致で比較するかが選択できる 例) # 完全一致 sub.my.domain A:[backup.server] # 部分一致 (右端を揃えて比較) .co.jp quick.relay.server:MX # MX エイリアス (for BITNET routing in Japan) .bitnet =.bitnet.ad.jp # fallback MX 的指定 .jp MX?:[fallback.mx] # デフォルト . MX # default -m fallbackmx Fallback MX 先の指定 (デフォルトは指定なし) すべての MX が応答しなかった場合や DNS が引けなかった場合に、 指定したアドレスにメールが送られる -N domain Internet Domain の指定 (--enable-ipv6 の場合に有効) 4: IPv4 のみ利用, 6: IPv6 のみ利用, B: 両方を利用(無優先), B4: IPv4優先, B6: IPv6優先 (デフォルトは B6) -n num 利用可能な最大ソケット数 (デフォルトは (FD_SETSIZE-1) で、この値より大きな値を指定 しないこと。大きくしたいときはシステムの fd_set 周辺の サイズの調整と再コンパイルが必要) -o source-addr SMTP 接続の際のソースIPアドレスを指定する (デフォルトでは適当なアドレスが動的に割り当てられる) -p port SMTP 送信時の TCP source port (デフォルトは空きポートを動的に割り当て) -q num DNS問い合わせの並列度(デフォルトは50)、0で制限なし -R num/file smtpfeed からの SMTP において、1トランザクションで送る ことのできる最大受信者数(デフォルトは100) ファイルを指定した場合は、ファイルの中にドメイン毎の 最大受信者数を指定することができる。例: example.jp 10 DEFAULT 50 DEFAULT を省略した場合は 100 がデフォルトとなる。 -r num 1トランザクションでの送信に要求される最小受信者数 (デフォルトは1) -S /path -F あるいは -F -F を指定した場合に、自動的に -1 を仮定 すべきアドレス(エンベロープの発信者アドレス)が列挙された ファイルを指定する。 -S pattern -F -F でアドレスを変換する際に使用するフォーマットを指定 する。デフォルトは <%s+%s=%s@%s>。 -s size 扱うことのできる最大メッセージサイズ (デフォルトは無制限) -t category=val タイムアウト時間の設定 (かっこ内はデフォルト値) 時間の指定は、数値の後に s(秒)/m(分)/h(時間) をつける 省略時は m(分) total: smtpfeed 処理全体 (55 分) 実際には、total + quit だけの時間で終了する (57 分) connect: TCP セッション確立まで (5 分) greet: SMTP する相手が返事をするまで (5 分) helo: HELO を送った後 (5 分) mail: MAIL を送った後 (10 分) rcpt: RCPT を送った後 (60 分) data: DATA を送った後 (5 分) body: mail 本文を送った後 (20 分) term: DATA 自体が終了した後 (60 分) cache: mail 送信が終了した後 (5 分) rset: RSET を送った後 (5 分) quit: QUIT を送った後 (2 分) -u SMTP コネクションキャッシングを有効にする (デフォルトは無効) -V Received: 行に無理やりバージョン番号を挿入する -x MX RR の右辺に対応する A RR が存在しなくても恒久エラーとしない -y 1st MX が自分であった場合に A RR を参照する -z SMTP pipelining の抑制