説明
object
pg_fetch_object ( resource result, int row [, int result_type])
pg_fetch_object()は、取得した行に対応するプロ
パティを有するオブジェクトを返します。この関数は、行がもうない場
合またはエラーにはFALSEを返します。
pg_fetch_object()は
pg_fetch_array()に似ていますが、配列の代わりに
オブジェクトが返されという違いがあります。間接的に、このことはデー
タがオフセットではなくフィールド名によってのみアクセス可能である
ことを意味します。(数字はプロパティ名として使用できません。)
row は、取得する行(レコード)番号です。最初の
レコードは0です。
速度面では、この関数は、pg_fetch_array()と同じであり、
pg_fetch_row()とほとんど同じ程度です。
(違いはわずかです)
注意
result_typeに関して従来のバージョンのデフォ
ルト値は、PGSQL_BOTHでしたが、4.3.0から
result_typeのデフォルトはPGSQL_ASSOCとなっ
ています。PHPではプロパティ名に数値を使用することはできないため、
プロパティ名に数値を使用することはできません。
result_typeは、将来的なバージョンでは削除さ
れる可能性があります。
pg_query(), pg_fetch_array(),
pg_fetch_row(), pg_fetch_result()
も参照下さい。
例 1Postgres によりオブジェクトを取得する <?php
$database = "verlag";
$db_conn = pg_connect ("host=localhost port=5432 dbname=$database");
if (!$db_conn): ?>
<H1>Failed connecting to postgres database <? echo $database ?></H1> <?php
exit;
endif;
$qu = pg_query ($db_conn, "SELECT * FROM verlag ORDER BY autor");
$row = 0; // Postgresでは他のデータベースと異なり、行カウンタが必要
while ($data = pg_fetch_object ($qu, $row)) {
echo $data->autor." (";
echo $data->jahr ."): ";
echo $data->titel."<BR>";
$row++;
}
?>
<PRE>
<?php
$fields[] = Array ("autor", "Author");
$fields[] = Array ("jahr", " Year");
$fields[] = Array ("titel", " Title");
$row= 0; // Postgresでは他のデータベースと異なり、行カウンタが必要
while ($data = pg_fetch_object ($qu, $row)) {
echo "----------\n";
reset ($fields);
while (list (,$item) = each ($fields)):
echo $item[1].": ".$data->$item[0]."\n";
endwhile;
$row++;
}
echo "----------\n"; ?>
</PRE>
<?php
pg_free_result ($qu);
pg_close ($db_conn);
?> |
|
注意
4.1.0以降、rowはオプションとなっています。
pg_fetch_object() をコールすることにより、内部
的なレコードカウンタは1増加します。